八戸地域社会研究会(高橋俊行会長)の主催。月1回の例会で地元有識者らを招いて講演会を開いている。
共著に「戦国の北奥羽南部氏」(デーリー東北新聞社刊)などがある滝尻学芸員は「南部氏のルーツの謎を解く」と題して講演し、系図には、実在が確認できなかったり、無関係の人物が取り入れられたりしている事例があると指摘。
書状など同時代の史料では、室町時代の15世紀まで八戸家の方が活発に動き、三戸家は16世紀の初めから当主の名前が見え始めるとした。戦国時代を通じて三戸家が勢力を拡大する一方、八戸家は若い当主の病死が相次ぐなどして後退。「天下統一した豊臣秀吉が、その段階で大きかった三戸家を南部一族のトップだと初めて認めた」と述べ、これ以降の上下関係が江戸時代に作成された系図にも反映されたとした。
※次ページに講演要旨








