【南部氏誕生 光行と「鎌倉殿」の時代】(17)甲斐国に残った南部一族

甲斐国と駿河国の国境・万沢口の関所跡。この地を支配した南部武行の子孫は万澤氏を名乗る。武田晴信はここを封鎖して父信虎を追放した=山梨県南部町
甲斐国と駿河国の国境・万沢口の関所跡。この地を支配した南部武行の子孫は万澤氏を名乗る。武田晴信はここを封鎖して父信虎を追放した=山梨県南部町
鎌倉時代末期、甲斐国南部郷(現山梨県南部町)の所領を巡り、南部時長、師行、政長の兄弟は、いとこの武行や異母弟の資行と相続争いを繰り広げていた。 兄弟の主張をまとめた元弘3(1333)年の陳状案(南部光徹氏所蔵文書)によると、南部光行の孫時実.....
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