第3部
第3部 郷土(1-3)
市長の思いつなぐ工業団地
2022/09/18
自民の候補選びが迷走する中で、大島後援会は独自に中里氏の支援を決定。田名部系から激しい批判を浴びた大島氏は「後援会と議員は別個のもの。私自身は党員として支部決定に従う」と釈明した。不協和音を抱えながら…
第3部 郷土(1-2)
苦渋の現職支援「筋通す」
2022/09/18
 ―1985年の市長選で、同志とも言える中里信男さんが自民党を離れて市長選に挑みました。中里系の市議5人も離党して自民勢力が割れる中で、党公認の秋山皐二郎市長を支持しましたね。 あの時は苦しかったです…
第3部 郷土(1-1)
秋山、中里両氏のはざまで
2022/09/18
1985(昭和60)年秋、八戸市の保守勢力は真っ二つに割れていた。任期満了に伴う同市長選は、自民党の公認を得た現職の秋山皐二郎氏=当時(75)=が5選を目指したのに対し、公認争いに敗れた県議で新人の中…
第3部 郷土(2-2)
天王山の知事選制す
2022/09/25
 ―核燃受け入れを決めた北村正哉知事に反核派の金沢茂さんが挑んだ91年の知事選は、日本のエネルギー政策の進路を決める戦いでした。自民は経団連、電力業界と一体となって選挙戦を展開し、俗に「経団連選挙」と…
第3部 郷土(2-1)
県論二分の巨大開発構想
2022/09/25
1970年代に始まった「むつ小川原開発」。六ケ所村に大規模な石油コンビナートを建設する当初の構想は、高度経済成長の終焉(しゅうえん)と2度の石油危機で頓挫。次に浮上したのが電力業界の主導による核燃料サ…
第3部 郷土(3-2)
小選挙区でサバイバル戦
2022/10/02
93年の政界再編で田名部氏は自民を離れ、小沢一郎氏らが率いる新生党に転じた。小選挙区が初めて導入された96年10月の衆院選青森3区は、自民の大島氏と新進党の田名部氏が1議席を争うサバイバル戦。互いに比…
第3部 郷土(3-1)
田名部氏との熾烈な戦い
2022/10/02
1980(昭和55)年6月の国政初挑戦以来、13回の選挙を戦ってきた大島理森氏。同じく八戸市を主な地盤とする田名部匡省氏とは“八戸戦争”とも呼ばれる激しい争いを繰り広げた。中選挙区時代の青森1区(定数…
第3部 郷土(4-2)
田名部、金入両氏が激突
2022/10/09
96年の衆院選で敗れた田名部氏は再び衆院選への出馬を目指していたものの、98年の参院選が迫ると自らの出馬を決断する。自民は県連幹事長を務め、大島氏を近くで支えていた八戸市選出の金入明義県議=同(53)…
第3部 郷土(4-1)
木村流選挙で新進系知事
2022/10/09
1993(平成5)年の自民党分裂に端を発する政界再編は、青森県内の勢力図も一変させた。田名部匡省、木村守男両衆院議員、松尾官平参院議員と、それぞれの系列の地方議員が自民を離れ、非自民勢力として大島理森…
第3部 郷土(5-2)
むつ小川原再建で急接近
2022/10/16
二大勢力がしのぎを削る中で、知事選をまたぐ98~99年には県政にとって重要な課題が浮上する。約2300億円の負債を抱え、破綻の危機にあった「むつ小川原開発会社」の再建問題だ。自民は党本部の政調会にプロ…
第3部 郷土(5-1)
存在感高める木村知事
2022/10/16
田名部匡省参院議員、木村守男青森県知事を中心とする青森県民協会と、大島理森氏らの自民党が対峙(たいじ)した青森県政界。県政運営を巡ってさまざまな場面でぶつかる中、知事は「木村流」のパフォーマンスで存在…
第3部 郷土(6-2)
八戸先行整備でフル実現
2022/10/23
ようやく盛岡以北の着工時期が決まったのは90年12月。翌年度の着工にこぎ着けたものの、フルとミニの混在という問題は残され、94年に細川護煕政権で整備計画の見直しが行われた際も「全線フル化」の結論は3年…
第3部 郷土(6-1)
「政治新幹線」に泣く
2022/10/23
1982(昭和57)年6月に大宮~盛岡間が開業した東北新幹線。同じ年、鈴木善幸首相は国鉄改革を理由に新幹線の整備凍結を打ち出し、北に延びるはずだった線路は盛岡で途切れることに。83年12月の衆院選で国…