八戸えんぶり
八戸えんぶり

「えんぶり」とは

 えんぶりは八戸市を中心とした青森県三八上北地方と岩手県北地方に伝わる豊作を祈願する祭りです。
 約800年の伝統を誇り、国重要無形民俗文化財の「八戸えんぶり」は毎年2月17日から20日まで八戸市中心街などで行われ、勇壮な摺(す)りが観覧できます。
 田んぼをならす時に使う「えぶり」という農具を手にして舞ったことに由来し、「えぶり」がなまって「えんぶり」になったとも言われています。
 馬の頭を形どったような烏帽子(えぼし)をかぶった太夫たちが、首を大きく傾け傾け、ジャンギと呼ばれる棒を地面に突き立てたりしながら、大地を力強く踏みしめるように摺ります。
 えんぶりの型は、唄やしぐさのゆったりとした「ながえんぶり」、唄も摺りもテンポが速い「どうさいえんぶり」の2種類があります。
 また、摺り込みの間には軽快な笛や手平鉦(てびらがね)などのお囃子にあわせて「松の舞」や「えびす舞」、「金輪切り」などの祝福芸が演じられます。

八戸えんぶりの日程

※日程・出演組は天候等により変更となる場合があります。
(ド)ドウサイえんぶり、(ナ)ナガえんぶり
17日(月)
【奉納】
長者山新羅神社
7:00 全えんぶり組

【撮影会】
長者山新羅神社
8:00 売市(ナ)、塩町(ド)

【行列待機】
長者まつりんぐ広場
9:00 全えんぶり組

【えんぶり行列】
長者まつりんぐ広場〜市中心街
10:00 全えんぶり組

【一斉摺り】
市中心街
10:40~11:20 全えんぶり組

【御前えんぶり】
市庁前広場
12:15 重地(ナ)

【えんぶり公演】
公会堂文化ホール(市公民館)
13:00 売市(ナ)
14:00 子どもえんぶり(白鴎小、北陵中)
15:00 細越(ド)
●料金
前売:1,000円
当日:1,100円
【かがり火えんぶり】
市庁前広場
(1)18:00~ 横町(ナ)
(2)19:00~ 櫛引上(ド)
(3)20:00~ 荒谷(ド)
【お庭えんぶり】
更上閣
(1)16:00~17:00
(2)18:00~19:00
(3)20:00~21:00
▼出演組
鳥屋部(ド)、平内(ナ)
▼定員
各回120人
●入場料
2,500円〜
(ローソンチケットでのみ販売)
【撮影会】
史跡根城の広場
18日(火)
【えんぶり公演】
公会堂文化ホール(市公民館)
13:00 山道(ド)
14:00 子どもえんぶり(中居林小、青潮小)
15:00 中居林(ナ)
●料金
前売:1,000円
当日:1,100円
【かがり火えんぶり】
市庁前広場
(1)18:00~ 福田上(ド)
(2)19:00~ 大久保(ド)
(3)20:00~ 常番町(ド)
【お庭えんぶり】
更上閣
(1)16:00~17:00
(2)18:00~19:00
(3)20:00~21:00
▼出演組
重地(ナ)、糠塚(ド)
▼定員
各回120人
●入場料
2,500円〜
(ローソンチケットでのみ販売)
【撮影会】
史跡根城の広場
11:00〜 妻神(ド)
●入場料
一般250円
19日(水)
【えんぶり一般公開】
市庁前広場
13:00 横町(ナ)
14:00 田代(ド)
【かがり火えんぶり】
市庁前広場
(1)18:00~ 仲町(ド)
(2)19:00~ 上組町(ド)
(3)20:00~ 十一日町(ド)
【お庭えんぶり】
更上閣
(1)17:00~18:00
(2)19:00~20:00
▼出演組
日計(ド)、石堂(ナ)
▼定員
各回120人
●入場料
2,500円〜
(ローソンチケットでのみ販売)
【撮影会】
史跡根城の広場
11:00〜 重地(ナ)
●入場料
一般250円
20日(木)
【えんぶり一般公開】
市庁前広場
13:00 石堂(ナ)
14:00 研鑽会(ド)
【かがり火えんぶり】
市庁前広場
(1)18:00~ 八太郎(ド)
(2)19:00~ 妙(ド)
(3)20:00~ 小中野(ド)
【お庭えんぶり】
更上閣
(1)17:00~18:00
(2)19:00~20:00
▼出演組
中居林(ナ)、内丸(ド)
▼定員
各回120人
●入場料
2,500円〜
(ローソンチケットでのみ販売)
【撮影会】
史跡根城の広場
八戸えんぶり
八戸えんぶり

会場案内図

えんぶり動画

雪交じりの雨の中 春呼ぶ摺り/八戸えんぶり開幕
2020/02/17

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