Free太夫、最後まで力強く 八戸えんぶり閉幕

青空が広がった八戸えんぶり最終日。太夫たちが勇壮な摺りを披露し、観客を魅了した=20日、八戸市庁前市民広場
青空が広がった八戸えんぶり最終日。太夫たちが勇壮な摺りを披露し、観客を魅了した=20日、八戸市庁前市民広場

約800年の歴史を持つ八戸地方の伝統行事「八戸えんぶり」が20日、4日間の全日程を終えた。期間中、初めて青空が広がったこの日、太夫たちは市内各地で、伸びやかなで力強い摺(す)りを披露。北国に春を呼び込もうとする堂々とした姿に、市民らは名残を惜しみながら温かい拍手を送った。
 八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)「VISIT(ビジット)はちのへ」によると、20日の入り込み数は4万人。期間中(17~20日)は、計25万人となり、昨年を5万6千人下回った。
 今年は全日程が平日だったことや、悪天候に見舞われたことが減少の要因。ただ、初日の17日を「えんぶりの日」と定め、市内の市立小中学校を一斉に休みとしたことや、期間後半は天候が回復したことから、家族連れらが中心街へと足を運ぶ姿が見られた。
 最終日に市庁前市民広場で開かれた一般公開では、太夫や子どもたちが勇壮な摺りや、愛らしい祝福芸を次々と繰り広げた。午後6時からはかがり火えんぶりが行われ、最後まで伝統行事を楽しもうと、多くの市民でにぎわった。