Free三社大祭の代替行事、実施へ協議 小型山車の展示、郷土芸能披露など

新型コロナウイルスの感染拡大により、3年連続で神社行列と山車運行を中止とした八戸三社大祭について、同祭運営委員会(塚原隆市会長)などは7月31日~8月4日の祭り期間中、市庁前市民広場などで据え置き型の小型の山車展示や、郷土芸能の披露といった代替行事を実施する方向で協議を進めている。市は16日、代替行事と、山車組や郷土芸能団体の保存伝承に向けた経費を補助する方針を明らかにした。

 代替行事の内容は22日に運営委が開く総会で出席者に諮り、決定する見通し。「はちのへ山車振興会」によると、全27山車組が制作、展示する方向で調整している。市は山車の制作や展示、会場設営に要する経費として、運営委に3千万円を補助する考え。

 各山車組には運営や山車の維持管理費、山車小屋の修繕料など1組当たり上限120万円を支援。郷土芸能の13団体には、運営費や用具の保存修理、倉庫借用料など1団体当たり上限10万円を補助する。

 このほか、三社大祭に参加する郷土芸能団体を除いた、国、青森県、市の無形民俗文化財に指定されている11団体についても、伝承活動の対象経費の相当額、または上限10万円のいずれか低い額を補助する。

 市は21日の市議会定例会に関連予算案を追加提案する。

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