Free春の妖精 ヒメギフチョウの産卵 久慈の山あい

芽吹いたばかりのウスバサイシンの葉裏に0・8ミリほどの薄緑色の卵を産み付けるヒメギフチョウ=20日午後1時ごろ
芽吹いたばかりのウスバサイシンの葉裏に0・8ミリほどの薄緑色の卵を産み付けるヒメギフチョウ=20日午後1時ごろ

年に一度、この時季だけ姿を見せるヒメギフチョウの産卵シーンを20日、久慈の山あいで目にした。カタクリが咲く頃、山野に現れて卵を産み、姿を消す美しい蝶。「春の妖精」とも呼ばれるゆえんだ。

 羽根の幅は約6センチと小型で、モンシロチョウほどの大きさ。カタクリなどの花の蜜を吸い、食草のウスバサイシンを探して葉裏に卵を産み付ける。

 八戸インセクト研究会の田野岡嗣典副会長(63)によると、ヒメギフチョウは青森県内や岩手県北周辺にも広く生息しているが、環境の変化などで生息場所は年々減少し、希少になってきているという。

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