Free青森県内、風雪で大荒れ 3市町で23人転倒、搬送 交通にも乱れ

強い風と雪に見舞われた八戸市内=12日午後4時15分ごろ、同市三日町
強い風と雪に見舞われた八戸市内=12日午後4時15分ごろ、同市三日町

強い冬型の気圧配置の影響で青森県内は12日、大荒れの天気となった。青森地方気象台は三八上北や津軽の全域に暴風雪警報を一時発令。交通機関は乱れ、列車の運休などが相次いだ。八戸消防本部によると、同日午後5時現在、八戸と五戸、おいらせの3市町で10~90代の男女計23人が凍結した路面で転倒し、病院に搬送された。

 八戸では同日午後0時35分に最大瞬間風速29・0メートルを観測。市民が吹雪に身をかがめながら、凍った歩道を慎重に歩く姿が見られた。

 消防や警察は対応に追われた。八戸消防本部によると、救急搬送が相次いだほか、同市鮫町で住宅の雨どいが破損するなど計2件の物的被害が確認された。

 影響は交通機関にも及んだ。JR東日本青森支店によると大湊線の上下6本が運休。八戸線でも上下4本が運転を見合わせた。

 空の便も乱れ、三沢空港では4便、青森空港では26便が欠航になった。

 強い冬型の気圧配置は13日も続く見込み。JR大湊線は上下2本を運休する。

 
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