Free大間のアブラメ、食して学ぶ 栗原心平さん考案コッペサンド調理

栗原心平さん(右)の指導で調理実習に臨む児童(写真上)アブラメのすり身のフライをパンに挟んだ「魚っ子カツのコッペサンド」(写真下)
栗原心平さん(右)の指導で調理実習に臨む児童(写真上)アブラメのすり身のフライをパンに挟んだ「魚っ子カツのコッペサンド」(写真下)

魚食文化と海の豊かさを次世代につなげていくプロジェクト「大間アゲ魚(さがな)っ子キャンペーン」を展開する、「海と大間の未来づくり実行委員会」(大見義紀会長)は22日、大間町立大間小に料理家の栗原心平さんを迎え、津軽海峡の特徴や環境変化についての食育講座と、栗原さん考案のアブラメ(アイナメ)を使った「魚っ子カツのコッペサンド」の調理実習を行った。給食で全校児童にコッペサンドを振る舞い、子どもたちが地元の白身魚についておいしく学んだ。

 キャンペーンは日本財団が進める「海と日本プロジェクト」の一環。全校児童に対する食育講座では、海水温上昇による影響や、魚介類の消費量が激減していることを紹介。栗原さんは「海のことを知って、もっと魚を食べてみよう」と呼び掛けた。

 調理実習では、同校6年生30人が栗原さんの指導で、アブラメのすり身のフライとキャベツの千切りをコッペパンに挟み、オーロラソースをトッピングした「コッペサンド」を調理。すり身の成形や包丁使いに苦労しながら無事完成させ、完成後、全員で味わった。

 泉千音愛(ちのあ)さん(12)は「とても楽しく作れた。魚が大好きなので、コッペサンドを家でも作ってみたい」と笑顔で話した。

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