Free街中でユニークなショー 現美企画展出展「問題行動トリオ」 市民も参加、パフォーマンス

官庁街通りでパフォーマンスを楽しむ一行
官庁街通りでパフォーマンスを楽しむ一行

十和田市現代美術館で開催中の企画展「インター+プレイ」展第2期の出展作家「問題行動トリオ」のパフォーマンス「三本木散歩」が6、7日、同市の官庁街通りや商店街で行われた。問題行動トリオは、そこかしこでユニークなショーを展開し、居合わせた市民や観光客の注目を浴びた。

 問題行動トリオは、音楽家野村真さんとジャワ舞踊家佐久間新さん、振付家砂連尾理(じゃれおおさむ)さんによるグループ。企画展第1期の期間中だった8月には、夜の館内で地元の「三本木小唄」を取り入れた公演を披露した。

 今回も三本木小唄普及委員会のメンバーらが出演者として協力し、希望した一般市民も参加した。

 7日、一行は時折、三本木小唄を踊りながら、官庁街通りの「散歩」に繰り出した。野村さんの即興演奏に合わせ、佐久間さんや砂連尾さんが自由にパフォーマンス。他の参加者も歩道のアートやオブジェ、落ち葉などを小道具に使いながら、3人と共に楽しんだ。

 周囲にいた市民らは、突然現れた不思議な一行のショーに驚いた様子で、興味深そうに見物していた。

 三沢市の佐藤里奈さん(29)は、前回の公演に続いての参加だといい、「トリオのパフォーマンスを中心に人がつながり、輪に入れることが楽しい。さらに、それが街の芸術になっているようで面白い」と、満喫した様子だった。

 
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