Free個性の大切さ認め合い自由に 俊文書道会が作品集「凸凹の書」刊行/八戸

「凸凹の書」を出版した俊文書道会の西里俊文代表(後列右)と書を学ぶ生徒
「凸凹の書」を出版した俊文書道会の西里俊文代表(後列右)と書を学ぶ生徒

障害の有無にかかわらず書道を楽しむ八戸市のボランティア書道教室「俊文書道会」(西里俊文代表)は設立20周年を記念し、会員の作品を収録した「凸凹の書」を刊行する。作品と共に会員が生き生きと筆を走らせる様子を捉えた写真が添えられ、障害の垣根を越えた人と人との温かなつながりと命の輝きが感じられる一冊となっている。

 同書道会は1999年に設立。「自由に伸び伸びと書道を楽しむ」をモットーに、障害のある人や健常者が共に書道を学んでいる。

 作品集にはこれまでの活動や受賞歴なども収録。同書道会の歩みを振り返りつつ、型にとらわれない自由な作品を通して、人それぞれが生まれながらに持っている「個性」の大切さを感じられる内容となっている。本の帯には弘前市出身の美術家、奈良美智さんがメッセージを寄せた。

 「でこぼこがあるとつい削りたくなるが、削らずに磨きをかけていこう」という思いから、「凸凹の書」というタイトルを付けたという西里さん。「書道会の本を出すのが夢だった。念願がかなったのは、たくさんの人の協力のおかげ。これからもみんなで仲良く、認め合いながら活動していきたい」と出版の喜びをかみ締める。

 同書道会で学ぶ金田潤さん(32)、滝原亜美咲さん(23)、石橋咲佳さん(15)は「こんなに立派な本ができてうれしい。たくさんの人に見てほしい」とPRしている。

 「凸凹の書」は2750円(税込み)。市内の書店やデーリー東北新聞社で15日から販売される。出版を記念し、17~19日に「凸凹の書展」がデーリー東北ホールで開催される。時間は午前10時~午後6時(最終日は同5時)。

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