Free【Dashセレクション】東北フリーブレイズ人里主将インタビュー/貪欲に結果求めるチームに

人里茂樹新主将
人里茂樹新主将

アイスホッケーの東北フリーブレイズが2020~21年シーズンを迎える。新型コロナウイルス感染症の影響でアジアリーグは中止となったが、10月開幕の国内5チームによる代替のリーグ戦で装いも新たにスタートを切る。人里茂樹新主将に、思い描くチーム像などを聞いた。
 (10日発行の月刊スポーツマガジン「Dash」からインタビュー記事をセレクトしました。前日21日に配信した大久保智仁監督インタビューと合わせてご覧ください)

 ―主将を引き受けた経緯は。

 今年5月ごろに(新監督の)大久保さんから主将か副主将を任せたい、と打診された。(前主将の田中)豪さんが主将を辞めるという話を聞いた時に、自分の中で「俺がやるんだ」という覚悟を持っていたので、「主将をやりたい」と正直に伝えた。
 自分は元々、高校や大学、各代表のカテゴリーなどでも主将を務めており、主将に対する思いはチーム内でも強かったと思うので、なれて良かった。なって終わりではなく、きちんと次のステージにつなげていく。

 ―どんな主将を目指すか。

 僕がイメージするアイスホッケーの主将は、氷の上で仲間を引っ張れる存在。まずは氷上でチーム1の選手にならないと、みんなはついて来ないと思う。最大限のパフォーマンスをして、結果を求めていきたい。
 ブレイズはアイスホッケーだけではなく、地域貢献活動にも力を入れている。積極的に参加して「あいつがやるなら俺もやろう」と思ってもらえるように活動していく。

 ―2季連続最下位の要因と打開策は。

 他チームと成績を比べると、総得点と総失点の差があり過ぎる。得点しなければいけないのは当然だが、失点が多過ぎて勝てないことも多かったので、チームとして守りの意識を高く持ってプレーしなければいけない。
 チームとしてもう少し、個人の成績を求める姿勢が必要。攻撃に関して、ここ数年、得点、補点などのポイントランキング上位に名前が出てくる選手が少ない。個人成績を求めて、もっと貪欲にポイントを取りにいくようになれば、チームのプラスになると思う。

 ―主将としてどんなシーズンにしたいか。

 2季連続でひどい結果に終わってしまい、応援してくれるファンの期待を裏切ることになってしまった。今季は主将、監督が変わり、新しいリンクもでき、環境が変わって新しいスタートになる。これを踏み台にして、良い成績を残したい。

 ―新たなリンクの印象は。

 中央にセンタービジョンやリンクを一周するリボンビジョンなど、国内にはない、プレーしていて気分が上がるリンクなので試合が楽しみ。得点シーンでの演出などはモチベーションになる。

 ―新監督の印象は。

 練習やシステムの面など、いろいろな選手の話を聞いて臨機応変に対応してくれる。昨季より選手に発言させる機会が増え、チーム内でのコミュニケーションが取りやすくなった。より選手と監督の風通しが良くなり、やりやすいと思う。

 ―10月開幕の国内リーグでの目標を。

 優勝という言葉に縛られず、毎試合がプレーオフのファイナルという気持ちで取り組みたい。みんなが、「負けたら終わり」という気持ちで取り組めれば、どんなときも死に物狂いでできると思うし、そういうチームを目指す。当然優勝したいし、勝ちたい気持ちはみんな持っていると思うが、それ以上に一試合一試合の重みを感じながらプレーしたい。

 ―地元ファンにメッセージを。

 新型コロナウイルスで大変な時期だが、やっと開幕が決まり、新しいリンクで、新しいチームとしてのスタートを切る。ぜひリンクに足を運んでもらって、僕らを後押ししてもらえるとうれしい。リンクで会えるのを楽しみにしている。


 ひとさと・しげき 1994年9月生まれ。北海道苫小牧市生まれ。苫小牧東中―白樺学園高―東洋大卒。2017年に入団し、ポジションはFW。18~19年にはユーロチャレンジ日本代表に選ばれた。168センチ、71キロ。

 ※Dash9月号はブレイズの戦力を徹底分析。ほかにフットサル東北王者のイタチカ八戸や、スポーツクライミングの関川愛音、田名部中女子駅伝チームなどを特集しています。本紙発行エリアのローソン、ファミリーマート、ミニストップで販売中。書店はカネイリ、伊吉書院、成田本店(青森市内3店含む)で取り扱っています。発行エリア外の方はバックナンバー購入フォーム=https://form.daily-tohoku.org/=よりお買い求め下さい。