Free「下北ジオ」が特別賞受賞 景観と食を融合した観光企画で

佐井村の仏ケ浦で行われた「下北ジオダイニング」=2018年5月(しもきたTABIあしすと提供)
佐井村の仏ケ浦で行われた「下北ジオダイニング」=2018年5月(しもきたTABIあしすと提供)

下北地域の観光旅行商品などを手掛ける一般社団法人「しもきたTABIあしすと」(理事長・宮下宗一郎むつ市長)は10日、下北ジオパークの景観と食と文化をコンセプトにした「下北ジオ・ガストロノミー・ツーリズム」が、「クールジャパン・マッチングアワード2019」の特別賞を受賞したと発表した。
 同アワードは、日本文化を海外に売り込むクールジャパン戦略を推進するために設立された官民連携プラットフォーム(事務局・内閣府知的財産戦略推進事務局)が主催。日本の魅力を深掘りし、異業種や地域との連携で、世界の共感を得た優良な取り組みを表彰している。4回目となる本年度は64件の応募があり、グランプリと準グランプリ各1件、奨励賞、特別賞各3件が選ばれた。
 同法人は、農業と食を中心とした地域プロデュースの総合専門会社である本田屋本店(福島県会津若松市)の協力を受け、2017年から同ツーリズムのコンセプトを基にした、美しい景観と地元食材の料理を楽しむ「下北ジオダイニング」を実施。これまでに佐井村の仏ケ浦、横浜町の菜の花畑などを会場に計5回開催している。審査員からは「地方の特色が生かされながら、観光に結び付けている先進的な試み」との評価を受けた。
 受賞に対して同法人は「本州最北端の下北半島の魅力を表現するならこれしかないという思いで取り組んできた。協力してくれた関係市町村の農家や漁師、シェフらに感謝したい」とのコメントを出した。
佐井村の仏ケ浦で行われた「下北ジオダイニング」=2018年5月(しもきたTABIあしすと提供)

 
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