Free【トーク75】変革期の高校野球を考える 投球数、練習で管理を

座談会でそれぞれに意見を述べた(左から)長谷川菊雄監督、仲井宗基監督、品田郁夫監督=22日、デーリー東北ホール
座談会でそれぞれに意見を述べた(左から)長谷川菊雄監督、仲井宗基監督、品田郁夫監督=22日、デーリー東北ホール

デーリー東北新聞社の創刊75周年記念事業「トーク75」の第1弾として、八戸市で22日に開かれたフォーラム「変革期の高校野球を考える」では、甲子園での指揮経験のある青森県立八戸高の品田郁夫監督、八戸学院光星高の仲井宗基監督、八戸工大一高の長谷川菊雄監督による座談会を実施。球数制限や競技者確保への取り組みに関する意見や提言が3氏から出され、観客からの質疑応答も含め、2時間半にわたって活発な議論が繰り広げられた。
 冒頭、18歳以下日本代表でコーチやヘッドコーチを計4回務めた仲井監督が、世界大会での経験について講演。選手選考や起用の難しさに触れたほか、強豪国と日本の差について「球数制限など世界のスタンダードへの順応力、対応力が劣っている。世界一へ向け、組織的な野球で戦う必要がある」と問題提起した。
 続いて座談会に入り、今春のセンバツ大会から投手1人の投球数を「1週間で500球以内」に制限することに対し、品田監督は「部員が少数のチームは対応しづらい」と否定的な見方をし、長谷川監督は「試合以上に、練習で投球数を管理する必要がある」と強調した。仲井監督は「投球過多を防ぐために必要。野手も含め、練習で鍛えながら選手の体を守る意識が必要」と考えを述べた。
 フォーラム終了後、田子町で少年軟式野球チームのコーチを務める釜渕清嗣さん(51)は「3人一緒に話を聞けて、貴重な機会だった。今後チームを指導する上での参考になった」と話していた。

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