Free十和田バラ焼き「100年フード」に 文化庁認定、市長に報告

「100年フード」認定を小山田久市長(中央)に報告した、市民団体「十和田バラ焼きゼミナール」のメンバー

文化庁が多様な食文化の継承・振興のためにPRする「100年フード」に、十和田市のご当地グルメ「十和田バラ焼き」が認定された。同料理を生かした町おこしに取り組む市民団体・十和田バラ焼きゼミナールの木村長敏学長と畑中宏之舌校長(ぜっこうちょう)の2人が19日、市役所を訪問。小山田久市長に認定と、PR活動に伴う20日からの台湾訪問を報告した。

「100年フード」は、郷土料理やB級グルメが対象で認定は3回目。2023年度は26都道県の50件が認定され、青森県からは黒石市の黒石つゆやきそばと2件が選ばれた。

「100年フード」に認定された十和田バラ焼き(十和田市提供)

十和田バラ焼きは、牛のバラ肉と大量のタマネギを醤油ベースの甘辛いタレで味付けし、鉄板の上で炒めた料理。昭和以降に誕生し、今後100年の継承を目指す「未来」部門で選ばれた。

畑中舌校長は取材に「認定されて以降、どのように未来につなげていくかが重要。日本のみならず、世界に向けて十和田と青森県の発信につながっていければいい」と語った。

畑中舌校長は20日から台湾の高雄市を訪問。大学や一般市民、市政府に向けて回講演するほか、現地で十和田バラ焼きを振る舞う予定だ。

 
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