Free八戸三社大祭開幕、山車27台が宵闇彩る

前夜祭で開幕した八戸三社大祭。27台の山車がライトアップされ、闇夜を鮮やかに彩った=31日午後7時15分ごろ、八戸市三日町の「はっち」から撮影
前夜祭で開幕した八戸三社大祭。27台の山車がライトアップされ、闇夜を鮮やかに彩った=31日午後7時15分ごろ、八戸市三日町の「はっち」から撮影

青森県南地方最大の夏祭りで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産・八戸三社大祭は31日、前夜祭で幕を開けた。八戸市中心部にはライトアップされた絢爛(けんらん)華麗な山車全27台が集結。「令和初」の祝賀ムードが広がる中、夏の暗夜を色彩豊かに染め上げた。
 うだるような暑さの中、夕方過ぎから続々と中心街に山車が集まり、午後6時にのろしの合図とともに前夜祭が始まった。
 中心街と市庁前市民広場に勢ぞろいした山車は、きらびやかな姿をお披露目し、幻想的な世界観を演出。迫力満点の仕掛けを展開すると、市民や観光客から拍手と歓声が沸き起こった。
 各山車組のお囃子(はやし)も白熱。「ヤーレヤーレ」「ヨイサーヨイサー」と元気な声が響き渡り、祭りをさらに盛り上げた。
 八戸三社大祭運営委員会によると、この日の入り込み数は昨年より5千人少ない約22万人だった。
 祭りは4日まで。市中心部は期間中、壮大な歴史絵巻の舞台と化す。
前夜祭で開幕した八戸三社大祭。27台の山車がライトアップされ、闇夜を鮮やかに彩った=31日午後7時15分ごろ、八戸市三日町の「はっち」から撮影

 
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