Free好漁場目指し伝統の「場取り」 むつ・脇野沢でマダラ漁解禁

うねる陸奥湾でしぶきをあげながら漁場へ向かう漁船=5日、むつ市
うねる陸奥湾でしぶきをあげながら漁場へ向かう漁船=5日、むつ市

むつ市脇野沢沖で5日、脇野沢村漁協(立石政男組合長)のマダラ漁が解禁となった。早朝に行われた恒例の「場取り」では、16隻が旗揚げ船の合図を見て、「われ先に」と一斉に好漁場の争奪戦を展開した。水揚げは今月下旬からピークを迎える見込み。漁は来年2月中旬まで続く。

 冬の味覚の代表格。漁協によると、場取りは江戸時代から続く伝統行事という。この日は午前7時20分ごろにスタートすると、各漁船はけたたましいエンジン音を響かせ、海面のうねりをものともせず、白波を上げてポイントに向かった。海域を決めると早速、底建網を仕掛けていた。

 漁協のマダラの水揚げ数量は2019年度が1054トンと30年ぶりに千トン台へ乗せたが、以降は800~900トン台が続く。川﨑いさ子総務課長は「高水温は心配だが、本年度は千トン以上が目標」と話した。

 
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