天鐘(12月6日)

詩人の草野心平には型破りでユニークな作品も数多い。ひらがなの「る」を延々と書き連ねた『春殖』という詩は、その形をカエルの卵の塊に見立てて春の鼓動を表現した▼世界で最も短い詩と言われるのは『冬眠』。白い紙の真ん中に、小さな黒い点が一つだけ。降.....
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