Free狩猟やクレー射撃に興味持って 模擬体験でハンターの役割学ぶ/横浜町

模擬の鉄砲でクレー射撃を体験する参加者
模擬の鉄砲でクレー射撃を体験する参加者

青森県猟友会横浜支部(三浦勇三支部長)は19日、横浜町のふれあいセンターで「バーチャル射撃体験」を開いた。参加者は、狩猟期に入ったハンターの活動や野生動物の生態を学ぶとともに、プロジェクターとスクリーン、模擬の鉄砲を使ったクレー射撃を室内で体験した。

 有害鳥獣を駆除するハンターの減少は全国的な課題。会員9人の同支部では、狩猟への関心を持ってもらい、クレー射撃の競技人口も増やす目的で、毎年一般参加者を対象に催しを開催してきた。

 この日は町内と十和田市から2人が参加。英国から入手したクレー射撃のシミュレーターを用意し、同支部員でハンター歴12年の会社員藤野晋三さん(39)が指導役を務めた。

 参加者は、スクリーンに映し出された標的の円盤を実物とほぼ同じ大きさの模擬鉄砲で撃ち、散弾の飛び方、的の狙い方といったノウハウを体験していた。

 また藤野さんは講義で、ツキノワグマ、イノシシ、など野生動物の被害を防ぐためには行政とハンター、生産者の連携が大切なことを強調した。

 十和田市から参加した会社員角田聡さん(52)は「クマが里に下りるようになって、被害防止を人任せにできないと感じている。ハンターの役割の重要さが分かった」と話した。

 
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