Free「まっしぐら」全量1等 23年産コメ初検査/十和田おいらせ農協

全量1等米と格付けされた2023年産米の初検査=12日、十和田市
全量1等米と格付けされた2023年産米の初検査=12日、十和田市

十和田おいらせ農協(本店十和田市、畠山一男組合長)は12日、同市の深持多目的低温倉庫で2023年産米の初検査を行い、市内で生産された「まっしぐら」2520キロを全量1等米に格付けした。

 検査したのは、同市沢田の1生産者のコメで、7日に刈り取りした。検査の結果、整粒72・1%、水分13・5%、被害粒など1・2%で、1等の基準をクリアした。

 畠山組合長は「異常気象の中で高温障害が心配されたが、全量1等の格付けに安堵(あんど)している。追加払いができるよう販売努力していく」とあいさつした。

 青森県上北地域県民局農業普及振興室によると、管内の水稲生育状況は、田植え後から高温・多照の気候により、生育は平年を上回って推移した。23年産の管内の出穂最盛期は平年より7日早い7月30日。平均的な水田では、9月7日ごろに刈り取り開始の適期に到達した。

 
お気に入り登録