Free良質なニンジン、首都圏などへ出荷/十和田おいらせ農協

テープカットでニンジンの出荷を祝う関係者=22日、おいらせ町
テープカットでニンジンの出荷を祝う関係者=22日、おいらせ町

十和田おいらせ農協(本店十和田市)は22日、首都圏などに向けて2023年産ニンジンの出荷を始めた。今月中旬から収穫が本格化しており、初日はトラック3台で約3千ケース(約30トン)を発送。同農協管内では最盛期を迎える7月に1日当たり約1万6千ケース(約160トン)を首都圏や関西圏などに向けて出荷する見込みだ。

 同農協管内は、青森県内でも最大規模を誇るニンジンの産地。23年産は種まき後の気温が高く推移したことなどから生育が早く、平年より5~7日ほど収穫が早まった。

 この日は、おいらせ町の同農協下田野菜センターで出荷式が開かれ、畠山一男組合長が「管内のニンジンはいい評価をいただいている。コロナ禍が落ち着いて外食なども回復しており、いい結果につなげていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行い、千ケース(約10トン)を載せたトラックが浦和中央青果市場(埼玉県)へ出発した。

 23年産の出荷数量は前年を約1700トン上回る6409トン、取扱高は4400万円多い7億1100万円を見込んでいる。

 
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