Free高温で数量、金額共に増加 3月、八戸市中央卸売市場

八戸市中央卸売市場が20日までに発表した3月の市況概要によると、青果部門は取扱数量8036トン(前年同月比14・3%増)、取扱金額19億6023万円(3・2%増)だった。平均気温の高さや降雨が、農作物の生育や流通に影響した。

 野菜部門は6853トン(15・4%増)、15億9948万円(4・9%増)。ゴボウは例年より早めの掘り取りができ、単価が高かったため出荷量が増えた。ニンジンは、青森県産の越冬物が前年より早く入荷し、堅調な販売となった。

 果実は1148トン(10・1%増)、3億4221万円(3・1%減)。九州産などのかんきつ類が徐々に減少し、スイカなど果菜類の販売が始まった。イチゴは関東産が3番果のピークを迎え、品質の低下が見え始めた。

 花卉(かき)は164万2544本・鉢・個(5・6%増)、1億6044万円(11・4%増)。学校行事や春彼岸で多様な花が取引され、動きの大きい月となった。鉢物では、贈答用のラン類や観葉植物の引き合いが強かった。

 
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