Free八戸前沖さば光センサーで脂質測定 迅速化へ新手法

八戸前沖さばブランド推進協議会(木村興会長)は、ブランド認定に必要なサバの脂質調査方法を改める。従来の化学分析から、光センサーによる分析に変更。より多くの魚体数を短時間で測定し、母集団の平均に近い脂質を把握できるようになる。

 18日、八戸市内で開いた役員会で承認した。脂質調査を委託している青森県産業技術センター食品総合研究所から、調査方法の変更について提案があった。

 従来は、サバのサイズごとに魚体を化学分析していたが、新たな方法ではベルトコンベヤー上でサバに近赤外線を照射し、脂肪分量を調べる。

 測定精度は平均で2~4%の誤差が生じるが、全体では母集団の平均に近い数値を導くことができる。さらに測定時間は大幅に短縮可能で情報共有が迅速化。経費は3分の1程度に抑えられるなどの利点もある。

 今季の脂質調査は今月下旬から11月上旬に始まる見通し。事務局は「新たな方法ではブランド認定へよりスピード感を持って対応することが可能となる」と強調した。

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