二戸市浄法寺町の馬場地域振興会（馬場富栄（とみえ）会長）は、幅広い世代の住民が気軽に集まれる場をつくろうと、地区内に「馬場ふれあい小公園」を整備した。１７日、「収穫祭」と称して交流会を開き、住民が完成を祝った。

　同振興会は約４０世帯の住民で組織される。人口減少や高齢化が進む中、自分たちの力で楽しく暮らせる地域をつくろうと、しばらく途絶えていた伝統の虫追い・人形まつりを復活させるなど、コミュティーの活性化に取り組んできた。

　公園の整備は昨年末から、市の補助事業を活用して進めた。事務局の三浦幸治さん（６５）が所有する山林などの土地を使い、馬場会長（７３）が中心となって木を伐採。切り倒した木を活用し、ブランコや滑り台といった遊具、ベンチやあずまやなども手作りした。

　収穫祭には約５０人が参加。待ち望んだ公園の完成を喜び合いながら交流を深め、花火の打ち上げなどを楽しんだ。馬場会長は「多くの人の協力で立派な公園ができた。子どもからお年寄りまでが仲良く交流し、生きがいを感じられるような場になってほしい」と話した。

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