青森県立三沢航空科学館（大柳繁造館長）は１７日、同館で「めざせ！パイロット体験教室」を開き、三沢市内外からの参加者約８０人がＦ３５Ａ戦闘機に搭乗する航空自衛隊三沢基地のパイロットの講演を聴いた。

　教室は仕事への関心を持ってもらうと共に、子どもたちの大空への夢を育むことを目的に１４年前から開催している。同館によると、Ｆ３５Ａの操縦士が基地外で講演会を行うのは日本初。

　同基地第３航空団飛行群第３０１飛行隊に所属する百石（ひゃっこく）梓（あずさ）１等空尉（３７）が戦闘機の能力や仕事内容、パイロットになるための勉強などを説明した。

　高校生の頃、空を守る仕事に就きたいと思い、操縦士を志したことなどを伝え、「一つのことに向かって努力することが大切」と呼び掛けた。サイン会や記念撮影会も開かれた。

　八戸市立多賀台小４年の山崎快誠君（９）は「大好きな戦闘機の話を聞けてよかった。将来はパイロットになりたい」と目を輝かせた。

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