Free百石高の高校生レストラン 本年度もドライブスルーで「結弁当」販売

青森県産食材を使用した彩り豊かな「結弁当」
青森県産食材を使用した彩り豊かな「結弁当」

青森県立百石高(中村豊校長)食物調理科の調理クラブが運営する「キッチンいちょうの森」は5月30日、6月の本年度最初の営業に向け、同校で関係者を対象にプレオープンし、販売の流れなどを確認した。

 6年目を迎えた同校の高校生レストランは、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、生徒玄関前で持ち帰り弁当をドライブスルー形式で販売する。

 今年の「結(ゆい)弁当」(税込み800円)は、スターゼンミートプロセッサー青森工場三沢ポークセンターの「こだわりポーク」のみそ焼きや、県産の野菜を使った炊き合わせなど、地元食材を使った9品目。おいらせ町の柏崎青果のお茶と、「ケーキハウス白い森」のスタッフから教わったレシピを用いたパウンドケーキが付く。

 プレオープンに向け、調理クラブの部員12人が、2日前から約100食分を仕込み、一つずつ丁寧に盛り付けた。生徒らは調理だけでなく、あいさつや礼の仕方など接客練習にも力を入れている。

 町関係者や生徒の保護者らが車で来店。おそろいのコックコートを着た生徒たちは「いらっしゃいませ」と元気にあいさつ。注文を受け、スムーズに弁当を手渡し「ありがとうございました」と笑顔で見送った。

 ゴボウに鶏肉を巻き、しょうゆだれで味付けした八幡巻きがお薦めだという、部長の3年川井桃花さん(17)は「笑顔で受け取ってくれてうれしかった。本番でも最高のサービスをしたい」と意気込んだ。

 本年度は今月13日、7月3日、8月7日、9月12日、10月23日の5日間、同校生徒玄関前で営業する。弁当は1日100食限定で1人1個まで。午前9時に整理券を配布し、同11時から引き替える。

 
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