Free「南部昔コ」魅力たっぷりと 語り部養成講座スタート/八戸

昔コに関する歴史の解説も行われた語り部養成講座
昔コに関する歴史の解説も行われた語り部養成講座

南部地方に伝わる民話「南部昔コ」を学ぶ「南部昔コ語り部養成講座」が7日、八戸市公民館で始まった。初日は昼、夜の部合わせて約40人が参加し、地域に伝わる民話と南部弁の奥深い魅力を再確認した。

 講座は2013年から毎年開催され、今年で10回目。同館の柾谷伸夫館長が講師を務めた。

 今回は、昔、階上に居た学問・武術・彫刻に優れた和尚の話を伝える「津要(しんよう)法師」と、南部地方で相撲が盛んになったきっかけを紹介する「大力の八太夫」を朗読。南部弁の単語の意味や発音の仕方を一つ一つ確認し、柾谷館長は「南部弁も地域によって言い方が違う。自分の話しやすい南部弁で練習をしてみて」とアドバイスした。

 5回目の受講となる同市の小川和子さん(70)は「満足に話せないけれど、聞いて理解できるようになってきた。南部弁は優しい感じがして、年を重ねて好きになる。なくしてはいけない言葉」と語った。

 講座は9月まで計5回行われる。

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