Free林業担い手へ1期生一歩 青森県のアカデミー修了式

及川正顕林政課長(右)から修了証を受け取る大坂夢記さん=12日、平内町(青森県提供)
及川正顕林政課長(右)から修了証を受け取る大坂夢記さん=12日、平内町(青森県提供)

林業の研修機関として青森県が本年度新設した「青い森林業アカデミー」の修了式が12日、平内町で開かれた。1年間にわたって座学や実習に励んできた1期生8人が、担い手としての一歩を踏み出した。

 1期生は19~43歳の男性7人と女性1人で、南部町や六戸町など県内6市町のほか、北海道の出身。アカデミーでは病害虫の被害対策や造林、木材流通・加工、林業経営などを幅広く学んできた。8人は新年度から民間の林業会社や森林組合で林業に携わる。

 関係者と保護者20人が出席した修了式では、県林政課の及川正顕課長が一人一人に修了証を手渡した。

 三村申吾知事はビデオメッセージで「培った知識や技術、同期の仲間と育んだ絆は今後の大きな支えになる。この経験を糧に青森の地で自らの道を切り開いてほしい」と激励。

 研修生を代表し、大坂夢記(ゆうき)さん(19)=つがる市=は「仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら共に成長できたのは財産になった。これからしっかり林業界で活躍していきたい」と感謝の言葉を述べた。

 
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