イスラエル、イランに反撃と報道

 イランの最高指導者ハメネイ師(ゲッティ=共同)、イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 イランの最高指導者ハメネイ師(ゲッティ=共同)、イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 【テヘラン共同】イスラエルが19日、イランにミサイルで反撃した。米メディアが米東部時間18日、米政府当局者の話として伝えた。イランのメヘル通信は19日、中部イスファハン州の空港周辺で爆発音が聞こえたと報じた。詳細は不明だが、イスファハン州ナタンズには核施設がある。

 イラン軍事筋は共同通信の取材にイスファハンで無人機を迎撃したと述べた。国営イラン通信は幾つかの州で防空システムが発動したと伝えた。国営メディアによると、航空当局が同国西部と南西部、イスファハン上空での飛行を停止したという。

 米英両政府は18日、イスラエルを攻撃したイランへの追加制裁を発表した。バイデン米大統領は声明で、先進7カ国(G7)が「イランへの経済的圧力を強めるため一丸となって行動する」と表明した。イタリア南部カプリ島で開催中のG7外相会合は、18日の討議でイランとイスラエルの双方に自制を求めた。

 米政府が追加制裁対象にしたのは、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」やイラン国防軍需省とも関係があるとする16個人、2企業など。