三菱重工、Ｈ３ロケット胴体公開
公開された国産新型ロケット「Ｈ３」の胴体の２段目＝２１日午後、愛知県飛島村
公開された国産新型ロケット「Ｈ３」の胴体の２段目＝２１日午後、愛知県飛島村
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は２１日、国産新型ロケット「Ｈ３」の胴体を、愛知県飛島村の飛島工場で報道陣に公開した。Ｈ３は２号機が先月１７日に打ち上げに成功しており、３号機は今回お披露目した胴体の一部を使って２０２４年度に打ち上げる予定という。
この日公開した胴体は、宇宙空間に出るまでの燃料を積み込む１段目（長さ約３７ｍ）と、衛星を軌道まで届ける燃料を積む２段目（長さ約１２ｍ）で、ともに直径約５・２ｍの円筒形。１段目は３号機に、２段目はそれ以降の機体に使う。
２３日に飛島工場から船で出荷する予定で、打ち上げられる鹿児島県の種子島宇宙センターに搬入する。