「延長コードで首絞めた」と義父

 さいたま市の集合住宅で小学4年進藤遼佑君(9)の遺体が見つかった殺人事件で、死体遺棄容疑で逮捕された義父の進藤悠介容疑者(32)が「自宅にあった延長コードで首を絞めた」と供述していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。

 遼佑君との間に日常的ないさかいは確認されておらず、表面上は良好な関係だったとみられることも判明。「本当の親じゃないと言われて腹が立ち、殺してしまった」と供述しており、県警は、血のつながりがない親子関係に葛藤を抱えていた進藤容疑者が突発的に殺害し、遺体を遺棄したとみて、慎重に経緯を調べる。