千葉の停電長期化、初の週末

 屋根に張るブルーシートを押さえる土のうを運ぶボランティアら=14日午前、千葉県館山市
 屋根に張るブルーシートを押さえる土のうを運ぶボランティアら=14日午前、千葉県館山市
 台風15号による千葉県の大規模停電は14日、発生から初の週末を迎え、停電地域の一部自治体ではボランティアが活動を始めた。県内では同日正午時点でも約15万戸が停電。東京電力は1万6千人態勢で復旧を急ぐが、全域が解消するには2週間程度かかるとの見通しを示しており、影響は長期化している。

 千葉県の森田健作知事と東京電力パワーグリッドの金子禎則社長が県庁で会談。両者が会うのは停電後初めてで、金子社長は「大変なご不便をお掛けし誠に申し訳ない」と謝罪し、森田知事は「県民はもう限界だ。一刻も早く回復しなければならない」と求めた。