コロナで商業活動制限は「犯罪」

 【サンパウロ共同】ブラジルの右翼ボルソナロ大統領は25日、新型コロナウイルス対策で一部の州知事や市長らが取っている商業施設の営業禁止措置などについて「犯罪だ」と非難した。地元メディアが伝えた。これまでもボルソナロ氏は経済を優先し、商業活動や人の移動の制限に消極的な姿勢を示している。

 ボルソナロ氏は一連の措置が「ブラジルを破壊し、雇用を失わせている」と批判。知事らが「メディアと一緒になって救世主のように振る舞っている」と繰り返した。

 ブラジル保健省によると、国内の感染者数は25日時点で2433人。死者は57人に上った。