デーリー東北政経懇話会6月特別例会が11日、八戸プラザアーバンホールで開かれた。相撲ジャーナリストの荒井太郎氏が「相撲王国青森県復活に向けて」と題し講演。140年以上続いている県出身力士の幕内在位記録を称賛し、地元の大相撲の歴史を次世代へ受け継ぐ重要性を説いた。
荒井氏は東京生まれ。早稲田大第一文学部卒業後、百貨店勤務を経てフリーライターに転身。相撲ジャーナリストとして本場所開催日は現地取材を行い、専門誌に執筆、連載を持つほか、テレビやラジオなど多方面で活躍している。
講演では、再燃する大相撲人気の要因と背景について「日本相撲協会による交流サイト(SNS)の積極的な活用に加え、力士との距離の近さや充実したグッズ販売がある」と説明した。
県出身力士のエピソードでは、十和田市出身の錦富士が大相撲の継承に向け、学校の授業やイベントなどでその歴史を広く伝えることが必要―とし、機会があれば協力したいとの意向を示していたことなどを紹介した。
弘前市出身の西岩親方(元関脇若の里)が立ち上げた大会「若の里杯」など、相撲王国の復活に向けた取り組みにも触れ「大会があれば、競技への興味や県の相撲人口の増加につながる」と話した。
講演後には懇親パーティーが行われ、出席者は料理を楽しみながら交流を深めた。


