岩手県は22日、ツキノワグマの出没が相次ぎ、人的被害も発生した事態を踏まえ、県内全域に「出没に関する警報」を発表した。21日には紫波町で行方不明者を捜索中の男性警察官がクマに襲われて重傷を負ったばかり。3月に出した注意報を引き上げ、被害防止を喚起している。
県によると、今年1~3月のクマの出没件数は197件で、過去5年間の同期平均33件と比べ、約6倍となった。2月以降は人的被害が毎月発生している。
県は4月18日から「春のツキノワグマ被害防止キャンペーン」を展開し、住民らに対策の徹底を呼びかけていた。
だが、出没が相次ぎ、県公式LINE(ライン)内のメニュー「Bears(ベアーズ)」でも目撃投稿が増加。県自然保護課は「出没情報に留意し、クマを人に寄せ付けない対策を行ってほしい」としている。

