Free青森県内の2月コロナ感染者、月別で最多/青森市、弘前管内で全体の6割超

新型コロナウイルスの月別の感染状況(上)と、2月の感染者数に占める保健所管内ごとの割合
新型コロナウイルスの月別の感染状況(上)と、2月の感染者数に占める保健所管内ごとの割合

青森県内で2月に新型コロナウイルスの感染が確認された人は1万1008人で、これまで最多だった1月の4141人を大きく上回り、月別で最多となった。本紙のまとめでは、青森市と弘前保健所管内が全体の6割超を占める。1月27日から弘前市を対象にまん延防止等重点措置が適用されているが、幅広い世代で感染が広がっており、新規感染者数は高止まりが続いている。

 県内のコロナ患者は1月中旬から増加傾向にある。2月の1日当たりの新規感染者数は連日3桁に上り、500人を超える日もあった。2月の感染者数を保健所管内別に見ると、最多は青森市の3559人で、全体の約32%を占める。弘前は3435人で約31%、八戸市は1678人で約15%だった。

 保育施設や学校、高齢者施設を中心にクラスター(感染者集団)も頻発している。年齢別では10歳未満の2306人が最多で、全体の約21%。次いで10代の1931人が多く、60代以上の合計は1653人。

 患者の死亡例も増えている。県内の累計死者数61人のうち、2月に確認されたのは20人。うち詳細非公表の1人を除く19人は70代以上だった。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師によると、オミクロン株の致死率は従来株より低いとされる。重症化のリスクがある高齢者の感染が増加することで、死者も増えているとみられる。

 感染者数の増加に歯止めが掛からない状況を受け、県は20日までとしていた重点措置の適用を3月6日まで延長している。ただ、重点措置は飲食店への営業時間短縮要請が軸となるため、「県内の感染の場と重点措置の対象がずれているので効果が見えにくい」(大西医師)との指摘も。

 泉谷和彦県新型コロナウイルス感染症対策監は県内の感染状況について、「ピークと思われる状況よりは低いが、依然として高い水準にある」との認識を示しており、収束は見通せない状況だ。

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