Free【里の大樹】山王権現のケヤキ(階上)

山王権現の神木として祭られているケヤキ=10月
山王権現の神木として祭られているケヤキ=10月

階上町田代下田代の「山王権現のケヤキ」は「下田代山王権現」の神木として祭られている。樹齢は不明だが、樹高は24メートル、幹周りは4・56メートルあり、社を覆うように伸びている。

 ケヤキはニレ科の落葉広葉樹で、秋に赤や黄に色付く。全国的に街路樹や庭木に活用されている。

 美しい木目と研磨により光沢が出る。堅く湿気にも強いことから、木材として幅広く使われる。八戸市の中居遺跡からはケヤキの皮で作られた漆塗りの樹皮製容器が出土している。

 ケヤキは町の木にも制定されている。空高く葉を茂らせ、大地に根を張る、山王権現のケヤキの堂々たる姿は、町の伝統と明るい未来へと重なる。

 
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