Free「粒うに」ラベル刷新へ デザインは小5呑香さん/洋野

吹切繁部会長(左から1人目)らと写真に収まる呑香蒼さん(同2人目)=写真上=と、海やウニを大切にするという思いを込めた呑香蒼さんの作品
吹切繁部会長(左から1人目)らと写真に収まる呑香蒼さん(同2人目)=写真上=と、海やウニを大切にするという思いを込めた呑香蒼さんの作品

洋野町の種市南漁協が製造する「粒うに」のラベルが、6月生産分からリニューアルされる。新デザインは、町立宿戸小5年の呑香蒼(どんこうあおい)さん(11)の作品が選ばれた。作品には「海やウニを大切にしたい」との思いが込められ、関係者は町の水産業発展につながることを期待している。

 同漁協宿戸実行部会(吹切繁部会長)が、同校児童に漁業への関心を高めてもらおうと、作品募集を呼び掛けた。手間をかけて作る粒うには人気商品で、例年5月上旬に開催される「宿戸ウニ直売会」で販売している。

 同校は、同部会などの協力を得て、付近の宿戸漁港を活用して積極的に海洋教育を展開。児童は稚ウニ放流などを通して、持続可能な漁業への理解を深めている。

 15日、同校で授賞式が開かれ、吹切部会長が呑香さんに賞状と粒うにを手渡した。呑香さんは「人の手でウニを持っているところを描き、海を支えることを表した。これからも海洋環境を守りたい」と述べた。

 吹切部会長は「ウニへの優しさが感じられる良い作品だ」と目を細めた。

 
お気に入り登録