八戸市出身で独立美術協会会員の画家、山中俊明さん（５３）による個展が東京・銀座のギャラリーあづまで開かれており、独創的なモチーフの油彩画に来場者が見入っている。１３日まで。

　人物などを対になる構図で描いた１４点を展示。「もう一人の自分」を表現し、客観視することで自らを問いただすテーマが込められているという。

　古里に着想を得た作品もあり、２００号の巨大なキャンバスには同市の葦毛崎展望台周辺の風光明媚（めいび）な景色を表した。山中さんは「絵画を通じて哲学的な感性を磨く機会になれば」とアピールしている。

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