１９８１（昭和５６）年１２月２３日の紙面。三厩村（現外ケ浜町）の竜飛崎で、映画「海峡」の撮影が始まったことを伝えている。高倉健、吉永小百合、三浦友和、森繁久弥ら豪華キャストが出演。青函トンネルの工事を巡る人間ドラマで、記事では「津軽海峡の地下に道をつけようと執念を燃やす男たちと、彼らを愛していのちの炎を燃やす女たちの姿を三十年にわたって描く」と紹介している。

　撮影では「私、高い所、好きなの」と、絶壁に立ってピョンピョン飛び跳ねる吉永に、スタッフはヒヤヒヤしていたという。