Free市民の利便性向上へ 二戸駅前郵便局で行政事務/東北3例目、市が業務委託

二戸市の行政事務取扱局の看板を安藤健一局長(右)に授与する藤原淳市長
二戸市の行政事務取扱局の看板を安藤健一局長(右)に授与する藤原淳市長

二戸市石切所の二戸駅前郵便局(安藤健一局長)は1日、市の業務を包括受託する契約に基づき、近くにある市の石切所出張所で行ってきた窓口業務の一部の取り扱いを始める。1月31日には藤原淳市長が同局を訪れ、「行政事務取扱局」を示す看板を安藤局長に授与した。

 同局は市が進める同駅周辺の土地区画整理事業に伴い、県道を挟み約60メートル離れた場所に移転新築し、1月17日から営業している。新局舎は鉄骨造り平屋で、床面積約131平方メートル。6台分の駐車場を備える。

 包括業務契約は東北で3例目となり、同市では昨年6月に行政事務の取り扱いを始めた御返地郵便局に続き2例目。日本郵便東北支社(小野木喜惠子支社長)が住民の利便性向上を目的に、市と契約を結んだ。

 二戸駅前郵便局では、住民票など公的証明書の交付、国民健康保険や国民年金関係の届け出、県民手帳の販売などの幅広い業務を扱う。営業時間は平日午前9時~午後5時。これに伴い、同出張所は31日で廃止された。

 看板を授与した藤原市長は取材に、「新しい郵便局で窓口業務に対応していただくことにより、利便性のあるまちづくりが進む」と感謝。併せて、近くにある石切所公民館に代わり、今春に新公民館が開設される計画にも触れ、土地区画整理事業の進展による同駅前エリアの活性化に期待感を示した。

 安藤局長は「訪れる住民の方がさらに便利になるよう、サービスに取り組む」と述べた。

………………………………………
※地域のニュースはデーリー東北で。アプリはこちら。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app

 
お気に入り登録