Free雪中行軍の記録、時代背景紹介 青公大横手教授が講話

八甲田山雪中行軍について講話する青森公立大の横手一彦教授
八甲田山雪中行軍について講話する青森公立大の横手一彦教授

十和田市の市民団体「八甲田山雪中行軍を語り継ぐ会」(蛯名隆会長)は22日、同市の十和田倶楽部(くらぶ)で八甲田山雪中行軍遭難事件に関する講話会を開いた。青森公立大教授の横手一彦さん(六戸町出身)が講師を務め、雪中行軍にまつわる記録と時代背景、郷土の人物の功績を紹介した。

 同団体は14年に地元有志が創設。全員帰還した旧陸軍弘前歩兵第31連隊の案内役を務めた「七勇士」関連資料の整理や解読を行い、歴史に光を当てる活動をしている。

 講話会には市内外から約20人が参加した。横手さんは、雪中行軍を題材にした小説の執筆者・小笠原孤酒(こしゅ)(同市出身)の研究を続けている。講話では、犠牲者を出した青森歩兵第5連隊と弘前歩兵第31連隊の違いや地元の動き、先導した7人の功績に触れた。

 新型コロナウイルスの影響などで活動休止が続いていた同団体。蛯名会長は「ささやかでも活動を継続していきたい」と語った。

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