Free頑張った自分に“金メダル” 八学短大生6人が卒業控え制作

完成したメダルを首に掛け、笑顔を見せる学生ら
完成したメダルを首に掛け、笑顔を見せる学生ら

八戸学院大短期大学部(杉山幸子学長)幼児保育学科の池田拓馬准教授のゼミに所属する2年生6人が卒業を控え、新型コロナウイルスの苦難に負けず、学生生活を頑張った自分自身にささげるメダル作りに取り組んだ。21日、学内で完成したメダルを首に掛けて達成感をにじませた。

 同ゼミでは、園児と造形活動をする際の手法などを研究しており、メダル制作はその一環。八戸工業大の講師で美術家の東方悠平さん(39)が講師を務めた。

 メダル作りは石粉粘土を使い、型を制作するところからスタート。学生は短大生活の思い出を振り返りながら成形した。

 ゼミ最終日の同日、低温でも融解する特殊な金属「ホワイトメタル」を溶かし、丁寧に型へ流し込んだ。ホワイトメタルの扱いに苦戦しながらも、仲間と協力してメダルを完成させ、2年間の頑張りを笑顔でたたえ合った。

 好きなキャラクターとピアノを組み合わせたメダルを作った古川咲良(さくら)さん(20)は「短大時代にピアノを頑張った経験を生かし、春から立派な保育園の先生になりたい」と意気込んだ。

 メダルは同学科棟内の「ホールギャラリー」に展示されている。併せて東方さんの作品展「Hyosho」も開催されており、コロナ禍でのオリンピック開催に関し、東方さんが感じたことを表現した作品を鑑賞できる。2月18日まで。

 入場無料。時間は午前10時~午後5時。土、日、祝日に観覧希望の場合は連絡が必要。

 問い合わせは同大池田拓馬研究室=電話0178(30)2122=へ。

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