Freeドライブインシアター、遊具設置… 八工大生、中心街活性化へアイデア続々

八戸工業大生がまちづくりのアイデアを披露した最終報告会
八戸工業大生がまちづくりのアイデアを披露した最終報告会

八戸工業大は21日、同大で、八戸市、第三セクターの「まちづくり八戸」と共同で取り組む、市中心街の課題解決に向けた研究の最終報告会を開いた。土木建築工学科の学生が、まちづくりのアイデアを発表し合い、街なかのにぎわい創出の手法を提案した。

 3者は2016年度、中心街の課題解決に向けた覚書を調印。学生が実地調査を行い、解決策や中心街の活性化を市に提言している。本年度は▽長者まつりんぐ広場の活用策▽ウィズコロナのまちづくり▽緑化施策―など六つをテーマに設定した。

 昨年12月の中間報告会の際に会場から指摘された課題などを検討し直し、アイデアをブラッシュアップ。長者まつりんぐ広場の活用策を研究したグループは、市内循環バスの経路にまつりんぐ広場を入れる案やレンタサイクル導入を提案し、回遊性を高める必要性を訴えた。ドライブインシアターの実現なども提起した。

 中心街の空き地の活用方法を検討したグループは、マチニワ横のオープンスペースに子ども向けの遊具を設置する考えを提案。このほか、同市本徒士町の更上閣にファミリーレストランを誘致する案などもあり、実現に向け、市やまちづくり八戸の担当者にプレゼンテーションした。

 学生たちは今後、最終報告書をまとめ、3月に熊谷雄一市長に提案する予定。

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