Free黒ニンニクの魅力再認識 八戸でミニサミット

黒ニンニクに関する新たな研究成果が発表されたミニサミット=15日、八戸市
黒ニンニクに関する新たな研究成果が発表されたミニサミット=15日、八戸市

「黒にんにくミニサミット2021冬」が15日、八戸市の八戸プラザホテルで開かれた。黒ニンニクを機能性表示食品として申請する青森県内の動きや、成分に関する新たな研究成果が発表され、参加者約30人が黒ニンニクの魅力についての認識を深めた。

 県黒にんにく協会(柏崎進一理事長)とNPO法人黒にんにく国際会議(同)が主催。サミットは2016年から毎年9月6日(黒ニンニクの日)に開いてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響を踏まえて中止したため、代替イベントとしてミニサミットとして実施した。

 県産業技術センター農産物加工研究所研究開発部の能登谷典之部長と、「そうべえ国際特許事務所」(弘前市)弁理士の安保亜衣子氏が、機能性表示食品のメリットや現状を説明。「差別化を図ることができ、ブランド価値が高まる」「売り上げの増加や、黒ニンニク産業全体の発展にもつながる」とそれぞれ意義を強調した。

 東北医科薬科大の佐々木健郎教授は、黒ニンニクに含まれる「ガンマ―アミノ酪酸」(GABA)などについて紹介。NPOで学術顧問を務める佐々木甚一氏は、健康食品に関する研究成果を報告した。

 柏崎理事長は「関係者が黒ニンニクの新たな可能性について考える重要な場でもあり、これからも続けていきたい」と話した。

 世界黒にんにくサミットは、来年9月に田子町で開催する予定。

 
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