八戸市の「こどもはっち」では、経済的な理由などさまざまな事情からクリスマスプレゼントがもらえない子どもと、プレゼントを贈りたい人とをつなぐ「プレゼントの木」の協力者を募集している。こどもはっちを運営するＮＰＯ法人はちのへ未来ネットの平間恵美代表は「気持ちと気持ちをつなぐ取り組み。温かな支援の輪が広がれば」と協力を呼び掛けている。

　絵本作家いもとようこさんの作品「プレゼントの木」をヒントに企画。子どもたちは手作りのオーナメントに欲しいものや名前、年齢を記入し、こどもはっちのツリーに飾る。協力者は支援したいオーナメントを持ち帰り、プレゼントを用意してこどもはっちに預けると、２２日以降にこどもはっちを通して子どもたちに贈られる。今年は同市の子どもたちに加え、弘前市の病院で闘病する子どものオーナメントも合わせて計３７０個が届いた。

　オーナメントの受け付けはすでに締め切られ、現在は「サンタさん」を募集中だ。経済的にプレゼントを用意するのが難しい家庭への支援だけでなく、地域住民みんなで子育てを応援するのも目的の一つで、平間代表は「取り組みによって困窮世帯の人が相談機関や支援先につながるきっかけになれば」と話している。

　プレゼントは１７日まで受け付ける。申し込み、問い合わせはこどもはっち＝電話０１７８（２２）５８２２＝へ。

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