Free一戸で漆掻き体験など実施 浄法寺漆と御所野縄文コラボ

職人に教わりながら漆掻き作業を体験する来場者(左)
職人に教わりながら漆掻き作業を体験する来場者(左)

二戸市の日本うるし掻(か)き技術保存会(工藤竹夫会長)はこのほど、一戸町の御所野縄文博物館で「縄文時代と現代をつなぐ漆」と題したイベントを、2日間にわたり開催した。来場者は浄法寺漆を使ったワークショップなどを楽しみながら、漆と御所野遺跡の縄文文化とのつながりについて理解を深めた。

 同市の漆搔き技術を含む「伝統建築工匠の技」は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。さらに今年、同遺跡が世界文化遺産に登録されたことも踏まえ、漆と縄文文化を絡めてPRする催しとして、同館で初めて企画した。

 同遺跡で出土した土器の中で、赤や黒の色が付いた物は大半に漆が塗られており、同館内で常設展示されている。会場ではこれらの展示に加え、漆搔きの実演や、漆の実から絞ったろうを使ってのキャンドル作りなど、さまざまな体験コーナーが設けられた。

 実演では、会場に持参した漆の木を使用。職人がかんなで皮を削り、樹液を採取する様子を見せた。希望者は体験することもでき、盛岡市から参加した会社員女性(48)は「浄法寺漆への興味が高まった。御所野遺跡は初めて訪れたが展示施設が立派で、すごいと感じた」と話した。

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