久慈市情報交流センター「ＹＯＭＵＮＯＳＵ（よむのす）」にストリートピアノがお目見えし、市民らの注目を集めている。指定管理者の市観光物産協会（山本えり子会長）が設置したもので、「音楽で街を明るくしたい。誰でも自由に弾いて楽しんでほしい」と呼び掛けている。

　場所は１階交流ホール。演奏できる時間は平日が正午～午後１時、土日祝日が正午～午後６時。ただし、施設の都合で利用できない場合もある。設置期間は１２月末までの予定だが、利用状況に応じて延長も検討するという。

　ピアノはアップライトピアノ１台で、久慈市内のピアノ教室に相談したところ、快く貸し出してくれたという。設置初日には、市内の小中学生が演奏を披露し、大きな拍手が送られた。

　ＹＯＭＵＮＯＳＵの舘博実館長は「全国的にストリートピアノの設置が広がっている中で、久慈にも置いてみたいと以前から考えていた。多くの方に立ち寄ってもらいたい」と話す。

　誰でも気軽に弾いてもらおうと、ピアノの横に「かんたん楽譜」として「かたつむり」「ぶんぶんぶん」「チューリップ」など１２曲の楽譜を用意している。

　問い合わせはＹＯＭＵＮＯＳＵの駅前観光交流センター＝電話０１９４（５２）７７７７＝へ。