Free複合型の福祉施設に刷新 昨年閉館の旧十和田富士屋ホテル

旧客室を活用した室内
旧客室を活用した室内

十和田市東三番町の旧十和田富士屋ホテルが複合型福祉施設「生きがいプラザ」として生まれ変わり、15日、オープン記念式典が開かれた。社会福祉法人生きがい十和田(山端政博理事長)が施設を買い取り、改修を進めていた。デイサービスやグループホーム、訪問入浴など6事業を展開している。

 旧ホテルは十和田観光電鉄が運営していたが、婚礼件数の落ち込みや施設の老朽化、新型コロナウイルスによる需要低迷があり、昨年9月に閉館した。今年1月、生きがい十和田が土地と建物を約300万円で買収した。建物は地下1階、地上7階建て。

 オープンに伴い法人本部を同市元町西2丁目から同プラザに移転。施設では旧客室なども活用している。

 式典で山端理事長は「地域活況の旗印となってきた場所。地域の問題にいち早く対応すべく、街の中心、多くの人が集える場所で、複合型事業によって共生社会の実現を目指す」とあいさつした。

 
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