Free三沢まつりの中止、神前に報告 新型コロナの退散願う

神事に臨み、三社の神々に中止を報告した参加者
神事に臨み、三社の神々に中止を報告した参加者

三沢市の雲龍大権現神社(浄法寺陸郎宮司)は21日、同神社で、21、22の両日に予定していた今年の三沢まつりの「中止報告祭」を執り行い、参加者が神前へ中止を報告するとともに、五穀豊穣(ほうじょう)や新型コロナウイルスの退散を願った。

 同まつりは、市内の不動神社、薬師神社、雲龍大権現神社の三社祭が起源。今年は、祭りの規模を縮小して山車の合同運行は行わず、参加4団体が制作した山車を同市のミス・ビードルドームで披露する予定だったが、今月16日に中止を決定した。中止は2年連続。

 報告祭には、同まつりを主催する市商工会の古間木勝弘会長や同会関係者、同神社の氏子総代ら10人が参加した。社殿では、浄法寺宮司が祝詞を上げ、祭りの中止を報告。その後、参加者が玉串をささげた。

 神事を終えた古間木会長は「今年も中止の報告をするのは残念だ。来年は絶対にいい形の祭りにする」と前を向いた。

 浄法寺宮司は「新型コロナの退散と市内の交通安全、五穀豊穣を願った」と述べた。

 
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